品定め　花より病気の　観梅会　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しゅう平
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

月曜倶楽部恒例の観梅会が昨日、大宰府であった。天気に恵まれ参道は大変な人出で、韓国語、中国語をしゃべる団体が一段と増えていた。

かつて中国で覇家台、八角島、花旭塔などと書かれ、朝鮮では石城府、冷泉津、筥崎津などと呼ばれた博多。

古代から中世にかけて国際都市として繁栄した博多の歴史を知れば、今日の賑い、何の不思議もないのかと思う。

会場の松島茶屋は境内で営業を許された「門前五軒」の一軒という由緒ある茶屋。九人の集まりであったが、当方のみ年一回の七夕参加。

平均年齢は六十を超えた連中の話はいつもの例に漏れず花より病気から酒、そして空元気の落花狼藉。

多分韓国から来たのだろう若い女性グループが、老人どものやかましい振舞いにも優しい微笑を贈ってくれていたのがせめてもの救い。

帰りは名物の梅が枝餅の品定めで、かさ屋が一番人気といわれ、20分待ちを我慢して買って帰った次第。


　　韜晦の小島の磯の白砂に　我泣き笑い　友とたはむる